アーティストはサブミッションメディアを活用したほうが良い

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こんにちは、古川です。

最近は、受託案件やホームページ制作、Mytributeの開発など忙しい日々を送っていますが、公言通りブログは書きます!

「仕事は忙しい人に頼め」という言葉をどこかで聞きましたが、そのゆえんは常に効率や生産性を意識しているから見積もりの精度が高く、結果としてスケジュール通りに終わらせられるというのが本質なのでは無いかと思っている今日このごろです。

余談はこのくらいにして、以前こちらのワークショップ「Workshop for Musicians〜ポスト・デジタル時代におけるミュージシャンのためのワークショップ〜」に参加してきました。

内容がとても勉強になったので、今回は「サブミッションメディア」についてまとめようと思います。

アーティストの方にはぜひ知ってもらいどんどん活用してほしいと切に願っていおります。

 

サブミッションメディアとは?

サブミッションメディアという言葉をご存知でしょうか?

おそらくほとんどの方は馴染みのない言葉だと思います。
それもそのはず、サブミッションメディアとは日本ではまだあまり浸透していないメディアで、現時点ではWikipediaにすら載っていません。

サブミッションメディアとは何か。
Youtubeでひたすら音楽のみを流している音楽専門のチャンネルを見かけたことはないでしょうか?海外だとMajestic Casual(マジェスティック カジュアル)などが有名です。

Majestic Casualは「オルタナティブなエレクトロニック、ヒップホップ、R&Bなどの音楽を中心に選曲した楽曲をプレイリストとして提供する音楽専門チャンネル」です。
このような独自の世界観やブランド性を持った音楽専門チャンネル(メディア)をサブミッションメディアと呼びます。

Majestic CasualはYoutube以外にもSpotifyやSound Cloudにもチャンネルを持っています。
Youtubeチャンネル登録数は2018年8月時点で約400万人とかなり影響力の高いメディアと呼べるでしょう。

このMajestic Casualのプレイリストに、自分の楽曲が選曲されたら、少なくとも400万人近いリスナーに聴いてもらえるチャンスがあり、再生時の広告収入以外にも、業界に注目されるようになるなどの副次的なメリットも相当なものです。

現にAmPmという日本人アーティストはそれが起因で、Spotifyのバイラルチャートにチャートインしました。
それをきっかけに楽曲を知った各国のSpotifyのキュレーターがプレイリストに採用したことで、一気に世界各国のリスナーを獲得することができたと言われています。

 

サブミッションメディアの仕組み

ではこの「サブミッションメディア」を、アーティストとしてどう活用すべきか?

その前にサブミッションメディアの仕組みを簡単に説明したいと思います。

  1. アーティストはサブミッションメディアに対して「俺の楽曲を使ってくれ」と専用のフォームから楽曲情報とともに投稿する
  2. サブミッションメディアは数多く寄せられた楽曲の中から、メディア独自の基準でプレイリストに盛り込む楽曲が選定される
  3. サブミッションメディアのリスナーがそれらの楽曲を聴く
  4. (その際のYoutubeの広告収入はサブミッションメディアにすべて回収される。)
  5. サブミッションメディアを通じて、世界各国のリスナーに届くようになる
  6. Spotifyなどのキュレーターにも注目され、プレイリストに選曲されたりなどの副次的なメリットが発生する(この場合の収益はすべてアーティストに入る)

アーティストとしては、自分の楽曲が多くのリスナーに聴いてもらえる上に、広告収入をもらえるという夢のようなメディアです。活用するほかありません。

ちなみに日本でもluteさんが日本初のサブミッションメディアとして業界に注目されています。
ここはなんと現時点では4の広告収入はアーティストに100%すべて還元されるという神仕様となっています。
サブミッションメディアとしての文化を日本に根付かせるためのことだと思いますが、この仕様は神すぎます。使わないほかありません。

 

主なサブミッションメディア一覧

最後に、国内外の主なサブミッションメディアを載せておきます。
ぜひサブミッションメディアに自分の楽曲を各メディアのフォームより投稿してみてください。

ビジネスの世界は先手必勝ですが、アーティストの世界でもそれは同様だと思っております。

今回の記事をきっかけにサブミッションメディアぜひ活用してみてください。
現場からは以上です。